屋根塗装の流れ

お家で、一番紫外線や雨を直接受けるのが、屋根です。そのため、例えば外壁と屋根に同じ塗料を同じ施工法で塗装をした場合、屋根の方がはるかに早く劣化が進んでしまうのです。

塗装を考える際、一番大事とも言える屋根塗装だからこそ、私たち匠建は徹底的にこだわり、施工をしています。それでは、匠建の屋根塗装におけるこだわりをご紹介致します。

匠建は、屋根の塗装は4回塗りを推奨させて頂いております。さらに、必要とあれば5回塗るケースもございます。下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りだけでは、正直なところ傷み具合によっては数年で劣化がはじまってしまうことがあるのです。匠建の屋根塗装の「下塗り」に関してですが、まずはこちらをご覧ください。

こちらが匠建の屋根塗装風景です。

まずは下塗り(シーラー) 1回目

写真は一回目の下塗り (シーラー)の塗装 が完了した写真です。しっかりぬれ色にはなっていません。 これでは上塗り材がしっかりと接着しないのです。しっかりと接着しないということは、劣化が早い時期にきてしまうということなのです。

いくら「しっかり3回塗りします!」とうたっている会社さんでも、シーラーがしっかりとぬれ色になっていないまま中塗り→上塗りと施工してしまえば、塗膜剥離の原因になってしまいますので、注意が必要です。

下塗り(シーラー) 2回目

匠建は、必ず下塗りを2回塗装します。右の写真が、2回目の下塗りをした後の写真です。しっかりぬれ色になっているのがおわかり頂けますでしょうか。ここまでしっかりとあめ色になるまで下塗りを塗装すれば、上塗り材が早い時期に劣化してしまう心配はありません。

中塗り

下塗りがしっかりとぬれ色になったら、中塗りを塗装します。

上塗り

そして中塗りがしっかりと乾いたら、仕上げの上塗りです。匠建の屋根塗装は、下塗り→下塗り→中塗り→上塗りと4回塗りとなります。下塗りをしっかりと塗っているので、塗膜の劣化の心配もありません。もちろん、塗装だけではありません。塗装を始める前にしっかりと高圧洗浄をします。

洗浄前

洗浄中

洗浄完了

この高圧洗浄機、指にあてると切れてしまうほどの圧なのです。塗装をする前に、しっかり高圧洗浄をしてあげることで、屋根の汚れを落としてあげることがとても重要です。そして、板金部分の処理も重要なポイントです。

施工前

しっかりとケレン

サビt止め塗装

サビt止め塗装完了

錆びてしまっている板金部分を、そのまま塗装してしまえば、当然しっかりと接着しません。

まずはしっかりとケレンをして錆びを落とし、錆び止めを塗装して今後の腐食を防いであげてから、塗装に入るのです。ここまでしっかりと下準備してあげれば安心ですね。

このように、スレートとスレートの間に差し込んでいきます。スレート屋根というのは、「縁切り」という作業が必要です。 この重なっている部分に隙間を作ってあげることで、中に入ってしまった水を外に逃がしてあげたり、空気の通り道として開けてあげます。隙間がなければ雨水が外に流れなくて、雨漏れの 原因になってしまうのです。

縁切りしていない屋根を、雨のあとに隙間を作った写真です。 中から溜まっていた水が流れ出ています。

縁切り作業をしないと、この写真のように屋根の内側に水が溜まってしまうのです。怖いですね。。。 従来ですと、この縁切りの作業を塗装が終わった後に、カッターなどで切ってしまう業者さんがほとんどだったのですが、カッターで切ってしまうと屋根や塗膜を傷つけてしまうのです。 そこで、匠建はカラーベスト屋根の場合は必ずこのタスペーサーを使用します。

屋根のスレートは非常に割れやすいため、注意が必要です。アンテナ等の工事で職人さんが屋根に登ったり、台風などで角が欠けてしまうこともあるほどです。当然、割れてしまったら大小に限らず補修しなければならないのですが、重要なのはその補修方法です。

従来のひび割れ補修方法 コーキング

従来ですと、この写真のようにひび割れはコーキングで補修します。しかし、コーキングも劣化してしまうため、経年劣化が進めばまた割れてきてしまうのです。

そこで、匠建は、ひび割れの補修方法として次のような施工を致します。

施工前

接着コーキング
まずはひび割れ部分をしっかりとコーキングで埋めます。

ガルバリウム加工
上からガルバリウム鋼板を被せます。 形も下地に合うよう加工します。

マスキング
きれいにコーキング処置ができるよう、マスキングします。

仕上げコーキング
淵の部分をしっかりコーキングし完成です。

匠建は屋根のひび割れ補修をするさい、しっかりコーキング処理をした後、上からガルバリウム鋼板を被せます。ガルバリウム鋼板はほとんど劣化することがないため、同じ箇所が再度ひび割れを起こすことがありません。補修箇所の形に合わせてしっかり加工もしますので、見た目もすっきりです。匠建の屋根塗装へのこだわり、お読み頂きありがとうございました。上記のポイントにこだわり、経験豊富な一級職人が施工させて頂きます。最初のお屋根の診断から下地補修、施工まで細部にわたりこだわりを持って施工させて頂きますので、塗替えの際には是非ご相談下さい。