1965年(昭和40年)ころから、外壁材として新たにサイディングが登場します。
それまで主流であったのは乾式工法の合板下見や鉄板でしたが、鉄板は海岸沿いでは錆が発生し、合板下見は
表面性がやや劣るという欠点がありました。
サイディングは施工性がよく、住宅の洋風化のニーズに合致するとともに、工期の大幅な短縮ができる建材として
需要が飛躍的に増大していきます。
住宅のみならず、レストラン、事務所、工場、倉庫といった外壁にも使われるようになりました。
日本窯業外装協会によると、外壁材市場の中でサイディングの占める割合は、2003年(平成15年)には75%強に
達しているとのことです。