漆喰は、古くから、城郭や寺社、土蔵などに用いられてきました。
現在も漆喰は使用されています。
漆喰の特徴は調湿性があること。
漆喰は外気や室内の状況に合わせて水分の吸収や放出し、カビが生えにくい環境を作ってくれるため、夏場や梅雨
時でも快適に過ごすことができます。
冬場は、室内と外の温度差によって生じる結露を防いでくれます。
いやな匂いやほこりが付きにくいことも大きな特徴です。
ビニールクロスのように静電気を帯びることがないため、壁や天井にほこりが付きにくく、そのためハウスダストが原因
で起こるアレルギーなどもしっかり防いでくれるのです。
また漆喰は耐火性に優れており、燃えても化学建材にようにダイオキシンなどの有毒ガスが発生することがありま
せん。
昔に城や土蔵が漆喰で塗られていたのも、火に強いというメリットを生かしてのことなのでした。
漆喰壁の白い輝きは、漆喰が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こし、元の石灰岩と同じ成分の炭酸カルシウム
に結晶となって少しづつ固くなっていきます。
その白い結晶が光を反射して、漆喰独特の白い輝きとなるのです。
漆喰壁は自然な独特の質感と風合いがあり、年数を経ても飽きのこない外観やインテリアを演出してくれるのです。